Terra Terra (テッラ・テッラ)
(2011年04月29日)
フィレンツェの町のほぼ中心の路地裏にある。店内は赤、サルデーニャ料理が楽しめる。
予約しないと食べられない子豚のポルチェ・ドゥや羊を使ったフリットや臓物料理など。
一皿のボリュームが大きいので気をつけて注文しよう。
要チェック・メニュー:サルデーニャ料理、フィレンツェ以外の肉料理が食べたくなったらお勧め(ポルチェ・デオゥなど)
4月の「肉の日」報告です!
GW中ということもあり、日本からの参加者9名を加え総勢16名で開催されました。
「肉の日」最年少の3歳の可愛い女の子も参加してくれ、年齢層のあつい「肉の日」でもありました。
開催場所は、ドゥオモすぐ近くのトスカーナ料理とサルデーニア料理の店「Terra Terra」(テッラ・テッラ)。
いつも通りよく食べ、よく飲みましたが、波乱に満ちた「肉の日」でもありました。
と言うのも・・・、
通常「肉の日」は席だけ予約をしてメニューは実際に行ってから決めるのですが、この店は事前予約でのみ食べられるメニュー Porceddu(ポルチェドゥ:仔豚の丸焼き)があるのでそれを事前に注文。
実際にお店に行き、シェフのドメニコさんに今回の夕食の趣旨を説明したところ、ポルチェドゥ以外にも事前予約メニュー Cordula(コルドゥーラ:羊の腸を煮込んだ料理)があるとのことだったのでそれも注文。
「いろいろな料理を食べたいからポルチェドゥもコルドゥーラも人数分じゃなくていいですからね。他のメニューは当日決めます。」
と言ったのですが、当日の午前中、親切にもドメニコさんから
「アンティパストは、●×と▲□と※$を用意したから。」
と連絡があり。
「普段食べないようなアンティパストだな。」と思いながら、夜お店へ行くと・・・
こんな品々が出てきました。
これらの料理が3皿ずつ。
更にセコンドは事前予約していた2品。
と、もう1品。(すでにお店側で用意済みでした・・・)
コルドゥーラと一緒に写っている一品、Pecora bollita con cipolle e patate(茹でた羊の肉と玉ねぎとジャガイモ)。
メニューから好きな物を選びたかったのに、すでに全部しかも大量にお店が用意してくれていたのです。
羊のお肉やレバー、ハツ、脳みそ、腸など、日本から来た方には食べ慣れない物ばかりだったので、食べられる人達がこれらを平らげようと必死でした。
料理はどれも美味しかったのですが、食べらなかった方々には本当に申し訳ないことをしました。
深く反省しています。
で、お会計。
合計金額がなんといつもの1人約40ユーロをはるかに飛び出た値段にレシートを受け取った私は暫くレジ前で無言・・・。
ここでまた反省。
大人数で開催する時には、事前にちゃんと予算を言っておかないといけないと…。
40ユーロをはるかに飛び越える金額を割り勘して頂くのも申し訳ないので、皆さんからはいつもより10ユーロ多い50ユーロずつ頂き、残りを主催者である私達が支払うことにしました。
料理全てに手をつけてしまった以上、「こんな高い金額払えない。」とは言えず・・・。
ここでまた反省。
そんな雰囲気を読んだのか、お店の人が
「値段に問題がある? 高い?」
と言ってくれ、私は即座に
「いつもの料金よりかなり高いんです。いつもは1人40ユーロくらいなんですけど。」
と返事。
すると電卓を手に、再び計算をし直し料金を下げてくれたのです。
結果、皆さんにかろうじて5ユーロずつ返金することが出来ました。
2008年9月から毎月「肉の日」をしていますが、こんなことは初めてでした。
主催者として反省すべき事が多い今回でしたが、参加して下さった皆さんは嫌な顔ひとつせず「美味しかったよ」「楽しかったよ」と言ってくださり、もう皆さんの温かさに感謝。
お店の人も「食べたんだから、払いない!」という人達ではなかったのでこれにも感謝。
そんな波乱に満ちた「肉の日」に参加して下さったのは、この皆さんです。
本当にありがとうございました!!
5月の「肉の日」は、事前予告通りフィレンツェを飛び出して、ワイナリー兼アグリツーリズモで開催する「肉の日」です。
今まではコックさんが腕をふるってくれましたが、5月はイタリアンマンマが登場です。
4月の反省を活かし、予算も事前に伝えました。
食べ切れないほどの量ではなく残さずきちんと食べ切れる程度の量で、メインの肉は豚と鶏肉を予定しています。
限られたスペースなので、人数限定での開催です。
宮崎